2011年08月06日

ルーツ&シューツにかける夢

理事長の小池です!
ブログ開設の宣言から、諸事情で本格スタートが遅れて失礼いたしました。
これからは、気軽な皆様とのコミュニケーションの場として、
スタッフが入れ代わり立ち代わり、どんどん更新していきます!

さて、今年は梅雨明けも早く、暑い日が続いていますね!
私は、ダイビングのインストラクターが生業で、
主に海から自然を見てきました。
そんな私に、海が実は山や森と深くつながっていて、
豊かな海を育むのに、森の存在が不可欠であることを教えてくれたのは、
『森は海の恋人』で知られる牡蠣養殖の畠山重篤さんの著書でした。

2008年のジェーン博士来日公演の際には、
その息子さんで、本業のほかに地元で環境教育活動のNPOも
主催している信さんに、ジェーン博士とのパネルディスカッションに
参加していただき、森と海のつながりについてお話をいただきました。

畠山さんの活動場所は宮城県の気仙沼。
まさに今回の震災の被災地です。
一瞬のうちに湾内のすべての施設を失い、自らも九死に一生を得た畠山親子は、
震災直後から、気丈に地元の復興のために動き続け、現地の精神的支柱にもなっています。
何もできないながら、いてもたってもいられず、2度ほど私も現地にお伺いしました。
現地訪問をコーディネートして下さったのは、
こちらもまた、前述のジェーン博士とのパネルディスカッションにご参加いただいている、
自らも三宅島で雄山噴火による被災・避難経験のある、海辺の環境教育の第一人者、
海野義明さんでした。

被災地訪問以来、日々心に突きつけられるものが多く、気の晴れない思いが続いていました。
津波自体は天災ではありますが、原発などの2次的被害の問題では
首都圏で『豊かな』生活を安穏と続ける代償として、リスクを地方に負担させている
という点で私自身も加害者だったとの思いがあります。
また、豊かな漁場である三陸海岸の海の危機的状況に対して、
あまりにも無力であることに、情けない思いでもあります。

しかし――
自分が愛するものの危機的な状況に際して、あなたはどう行動するか。
これこそ、ジェーン博士が前例を見せてくれたことではないかと思い直しました。

われらがジェーンさんも恐らく、野生のチンパンジーをめぐる環境や自然破壊の現状の
大きさ、深刻さを前にして、一人の人間の力の限界を感じたことでしょう。
しかし、一滴一滴は朝露のようなしずくでも、それが集まればやがて大河となって海に灌ぎ、
海に豊かな栄養を届けることができる。
ジェーンさんがR&S活動を始めた時の思いが、実感を伴って理解できたような気がしました。
特に若年層の周囲への関心の高さと、行動力こそがReason for hopeですよね!

7/28〜8/1まで、三宅島で海辺の体験活動リーダーを養成する講座のお手伝いに行ってきました。
最終日は、海辺の体験活動イベントに、新リーダー候補性が、指導者として加わり、
島の子供たちがスノーケリングやカヌーを屈託のない笑顔で楽しんでいました。
11年前の全島避難が解除されたのが2005年2月。
それからさらに6年半たった現在、島の緑もずいぶん回復しています。
(『ロック』という三宅を舞台にした映画も今話題ですよね!)
東北の被災地の子供たちにも、同様の笑顔で心置きなく地元の海を楽しんでもらえる日が
1日も早く来ることを願わずにはいられません。

やはり、自分にできることは、R&Sを通して、
文化・民族・宗教・生活環境の違いを超えた若年層の活動支援を
続けることだと思いを新たにしています。

R&S上海では震災復興チャリティーイベントが開催され、
被災地には韓国の青年が、多数ボランティアに来ていました。
昨年のR&Sアジア太平洋ユースサミット香港の会場や宿舎では、
ジェーン博士の活動に共鳴して何かをしたい、という共通項で結ばれた若者が
会った瞬間から意気投合してしまう光景をたくさん目にしました。

くじけてしまいそうな大きな困難にも立ち向かっていこうとする意欲は、
そんな若者たちの姿から得られるものです。
これからも皆様にご教授を賜りながら、微力を尽くしたいと思います。

youtubeにアップされている2010年のR&Sアジア太平洋ユースサミット香港の
映像を2本、下記にご紹介します。
日本からの若い参加者と、ほんのちょっと私も出てきます!
皆さんにも、この若さの可能性を感じ取っていただければと思います!






※本ブログの記事内容は、執筆者の個人的見解であり、JGIおよびJGI-Japan
の公式ステートメントではありません。
posted by jgi-j at 16:23| Comment(0) | 震災関連